農業用ドローンで水稲省力化プロジェクト:FLIGHT-AG×リゾケアの実験進捗報告
苗立ちの様子:良好です
こんにちは!FLIGHT-AG事業部です!
今シーズン、私たちは茨城県にて農家様、JA様、代理店様、シンジェンタ様のご協力のもと、農業用ドローンFLIGHT-AGを活用した水稲の直播実験を進めています。
本日は、5月17日に播種したリゾケアXL (シンジェンタ社) のその後についてご報告いたします。
[播種の報告はこちら]
今回の実験では、飼料用品種の「夢あおば」を比較的多めの播種量を設定して行っています。現在の生育状況を見る限り、順調であり、多めの播種量も問題なさそうです。
リゾケアは初期生育の旺盛さが特徴とのことで、その利点を十分に発揮しているようでした。
デメリットは・・・?
一部、十分に生え揃っていない箇所があります。これは、ドローン散播ではどこに落ちるかまではコントロールが難しいため、播種密度が小さくなってしまったか、水管理などの影響で種もみは蒔けたものの発芽していないことが考えられます。
しかし、ある程度の生育ムラについては、分げつ (ぶんげつ) が進んでいくと徐々に気にならなくなると見込んでいます。分げつとは、稲の茎が増える現象で、密度の大きいところでは分げつが抑えられ、密度の小さいところでは盛んになります。これにより全体的な生育バランスが自然と補われることになります。
現在全国的にリゾケアの直播実験が進められていますが、FLIGHT-AGも問題なく使用できることが確認できました。今後も引き続き観察を続け、さらにデータを収集していきます。
これからも実験の進捗や新たな発見をブログで共有していく予定ですので、楽しみにお待ちください!